日本・中国EVウィーク:テスラ中国は頭金半額、Waymoはトヨタ製に、今週の数字は3万9,900元

テスラ中国がModel 3/Model Yの頭金を半分にし、トヨタはWaymoの日本向け自動運転タクシーを自社工場でつくることに。BYDは海外販売で利益を伸ばす一方、中国国内の販売はひと息ついています。今週のEVX Newsを8本のニュースと1つの数字で振り返ります。

今週はカボチャをくり抜くのに忙しくてクルマのニュースどころではなかった、という人もご安心を。ここで一気に追いつけます。各項目のリンク先に、出典つきの本記事があります。

1. テスラ中国、頭金を半額に

新しい5年金利0%ローンで、中国のModel 3/Model Yの最低頭金が7万9,900元(約189万円)から3万9,900元(約94万円)に下がりました。6人乗りのModel Y Lも5万9,900元(約142万円)から。残価設定型ローンの例を1元単位まで検算してみましたが、金利が隠れている様子はありません。対象は11月30日までの注文です。2つの支払いプランをグレード別に見る。

2. Cybercab、東方明珠塔から進博会へ

上海・東方明珠塔の下で展示されていた金色のCybercabは11月1日で展示を終え、次は中国国際輸入博覧会(進博会、11月5〜10日)へ。テスラは臨港展示エリアに初めて専用ブースを構えます。ブースには最新世代の金色のOptimusも登場し、荷物運びや犬の散歩といったシーンを実演する予定です。なお、見るだけで乗れません。テスラ中国はこのツアーを静態展示と位置づけています。ツアー日程と展示内容はこちら。

3. トヨタが作り、Waymoが走らせる 2027年に日本で

Waymoが日本で走らせるクルマはトヨタbZ4Xに決まりました。タクシー仕様の車両は高岡工場で生産からWaymoのハードウェア搭載まで一貫して手がけ、2027年に日本で試験・検証を含む初期運行を始め、その後は英国へ。都市も台数もまだ非公表なので、どこを走るのか予想する楽しみは残っています。GO・日本交通の東京計画との関係はこちら。

4. BYDの利益が復活、けん引役は中国の外

第3四半期の純利益は28.08%増の100億2,000万元(約2,370億円)。原動力は海外で、1〜9月の海外販売(乗用車とピックアップ)は133万7,831台と、すでに2025年通年を上回りました。日本もその市場のひとつで、軽EV「RACCO(ラッコ)」は税込214万5,000円からです。決算の中身と日本への影響はこちら。

5. 中国の新車市場、ブレーキがかかる

10月1〜25日のNEV小売販売は75万3,000台で前年同期比13%減。一方で工場からディーラーへの卸売は約100万台で3%増えました。ガソリン車の落ち込みはさらに大きく、小売に占めるNEVの比率は65.7%を保っています。注目は卸売と小売の差、つまり在庫のゆくえです。10月の途中経過はこちら。

6. 小鵬のロボタクシー、広州全域へ

小鵬(シャオペン)のロボタクシー事業が、広州市全域でレベル4の試験運営ができる資格を取得しました。ただし初期段階は招待コード制で、予約はWeChatのミニプログラムから。「全域」はいまのところ許可証の話で、サービス開始はこれからです。承認で何が変わるのかはこちら。

7. メルセデス「electric GLC」が日本に

メルセデス・ベンツ日本が主力SUV初のEVを発売。価格は913万円から、航続距離はWLTCで642kmです。日本仕様の急速充電はCHAdeMOで最大100kW。日経によると、都民なら年内購入で補助金が最大168万円になるもようです。スペック、充電時間、補助金の計算はこちら。

8. ハロウィンモード、日本にひと足早く到着

テスラジャパンが公式に発表したのは10月26日ですが、アップデート「2026.38.3.1」は10月22日から国内で配信が始まっていました。画面の歩行者はガイコツに、ウインカーはフクロウの鳴き声に、ロック音は「ガオーッ」とご近所に響く音量に。1週間以上の前倒しは、テスラジャパン基準ではほぼタイムトラベルです。機能の全リストと隠れた目玉はこちら。

今週の数字:3万9,900元(約94万円)

中国でModel 3/Model Yを5年金利0%ローンで買うときの、新しい最低頭金です。10月30日より前は7万9,900元(約189万円)だったので、ちょうど半分。中国のNEV小売が13%減と報じられたのと同じ週に出てきたプランなので、タイミングは見逃せません。金利0%プランのしくみはこちら。

EVXの視点

今週の日本と中国は、逆方向に動きました。中国では国内販売が鈍り、テスラは頭金を半分にし、BYDは海外販売に頼っています。そしてその海外の行き先のひとつが日本です。一方、日本の自動運転で一番大きなニュースは提携から生まれました。クルマはトヨタ、運転はWaymo。日本の買い手にとっては、中国勢を含めた選択肢と競争がショールームに増え続けている、というのが今週のポイントです。

来週は上海で進博会が開幕し、中国と日本から10月の販売データも出てきます。どちらもしっかり追いかけます。

このダイジェストは、EVX Newsが2026年10月25日から11月1日までに掲載した、日本・中国に関連する記事をまとめたものです。各項目の出典はリンク先の記事に記載しています。

— EVX News 編集部

アイキャッチ画像:日本で展示されたBYDドルフィン(2023年5月)。写真:Kazyakuruma(Wikimedia Commons、CC0、トリミングあり)

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EVX News Desk
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EVX News Deskは、日本を拠点とする独立系ニュースサイトEVX Newsの編集部です。テスラ、スペースX、スターリンク、xAI、AI、ロボティクス、そしてEV業界全体を日本語と英語でお届けしています。特に力を入れているのは日本と中国。日本市場と国内自動車メーカー、日本の充電インフラや政策、そしてBYDをはじめとする中国EVメーカーの動きを追い、毎週「日本・中国EVウィーク」としてまとめています。速さよりも正確さを重視し、すべての記事は公開前に複数の信頼できる情報源で確認し、可能な限り一次情報へのリンクを掲載しています。記事は編集方針に基づき、創設者・編集長のレスター・ミヤシロ(Lester Miyashiro)が監修しています。誤りにお気づきの際は、お問い合わせページからお知らせください。内容を確認のうえ、速やかに訂正します。

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