テスラのハロウィンモードが日本に到着 歩行者はガイコツ、ウインカーはフクロウ、ロック音は「ガオーッ」

テスラジャパンが10月26日(月)午後8時50分、公式Xで「Trick or Treat👻 日本にもハロウィンモードが登場🎃」と発表しました。おばけのコスチューム、ガイコツになる歩行者、ゾッとするフォトブースが日本のテスラにもやってきます。実は、気の早いオーナーのもとにはすでに届いていて、ソフトウェアアップデート「2026.38.3.1」は10月22日から国内で配信が始まっていました。ハロウィン当日の10月31日より1週間以上も前。テスラジャパン基準でいえば、ほぼタイムトラベルです。

こちらが公式の投稿。おばけ付きです。

投稿:@teslajapan(テスラジャパン公式)

2026.38.3.1で日本のテスラはこう変わる

10月6日の米国版ハロウィンモードの記事では、「日本にはまだ来ていない」と書きました。当時は国内のトラッカーeco-revoでも未配信のまま。それがついに到着し、国内のテック系サイトTouch Labがじっくり試しています。主な中身はこちら。

  • おばけのアバター:画面の中の自分のクルマが、目の光る白いシーツ姿に。駐車中は満月と洋館、ジャック・オー・ランタンが並ぶ墓地が背景になり、ドアを開けるとガイコツが乗り込んできます。
  • 走行中の表示:周りのクルマは緑色、歩行者はガイコツに。ウインカーを出すとフクロウが「ホー・ホー」。コンビニに行くだけでも雰囲気満点です。
  • ロック音:「ガオーッ」と吠えます。Touch Labいわく「割と大きい」。ご近所さんもきっと同意見です。
  • Trick or Treatモード:オンにしてクルマを離れると、人が近づいたときに不気味な音を鳴らしてライトを点滅。セントリーモードと同じく録画も続きます。
  • フォトブース:「Happy Halloween」「Trick or Treat」の文字入りポラロイド風フレームと、新しいステッカー。

オーナーフォーラムのteskasに投稿された日本版のリリースノートは、ハロウィンモード、到着時エネルギーの設定、セキュリティの改善の3項目。地味に便利なのが「到着時エネルギーの設定」で、目的地に着いたときに残したいバッテリー量をテスラアプリ(v4.58.0以降)から指定できます(Not a Tesla Appのリリースノートより)。怖くはないけど、役に立ちます。

注意書きもいくつか

ハロウィンモードはAMD搭載車向けで、対象はモデル3、モデルY、新型モデルS/モデルX、サイバートラック。Intel搭載車にもアップデート自体は届きますが、おばけは来ません。Not a Tesla Appによると、Intel車でもハロウィン用のラッピングとナンバープレートは使えるとのこと。実際、2019年式モデル3のオーナーからは、到着時エネルギーの設定、セキュリティの改善、スーパーチャージャーのサイトマップが届いたという報告がありました。モデル3ハイランドのパフォーマンスのオーナーは、一部のモデル3とサイバートラック向けの「ダイナミック・ヘッドライト・レベリング」が日本版のノートに載っていないことに気づいています。米国版にある、充電ケーブルをつないだまま緊急発進できる機能も、eco-revoが今月指摘していたとおり日本版には含まれていません。

そして、まだ全員には届いていません。テスラのアップデートは段階配信で、26日(月)になってもX上では「ハロウィン、11月に延期になりました?(笑)」という声も。納車されたばかりのクルマには、9月に日本に届いた2026.32.7が降ってきているという報告もあります。まだ平常運転のクルマは、Wi-Fiにつないだまま「ソフトウェア」画面で更新を確認してみてください。

本当のニュースはスピードです。Touch Labによると、テスラのアップデートが日本に届くのは海外の配信開始から1〜2カ月後が通例。今回は米国の10月6日からわずか約2週間でした。しかもテスラのノートには「一年中ホラーを」とあり、サンタモードと同じく10月31日を過ぎてもトイボックスに残りそうです。

れすちゃんのひとこと

テスラを4台乗り継いで、4台ともFSDを買って、そのあとFSDが使えない唯一の国に引っ越してきたのが僕です。だからこそ、今回は味わわせてください。日本が「近日公開」扱いされなかったんです。おばけ一式、フクロウの効果音付きで、ハロウィンに間に合いました。僕のモデルY(ジュニパー)はAMDなので、理屈の上ではロックするたびにご近所に吠えられる資格があります。日本で僕のクルマにいちばん近い「自動運転」は、画面の中で勝手に走るシーツのおばけ。これが妙に自信満々なんですよね。テスラジャパンの橋本理智社長は日本でのFSD実現に全力だそうなので、それまではガイコツで我慢します。ハッピーハロウィン、日本のみなさん。ロックするときは周りに気をつけて。

出典:テスラジャパン(X)、Touch Lab、teskas(オーナーフォーラム)、Not a Tesla App、Drive Tesla Canada、国内オーナーのX投稿

— れすちゃん(EVX News)

アイキャッチ画像:テスラのタッチスクリーンに表示された、ハロウィンモードの「Trick or Treat」ラッピングのモデルY。画像:テスラジャパン(@teslajapan)のX投稿より(トリミングあり)

Related articles

BYD、第3四半期の純利益28%増 けん引役は海外販売

BYDの2026年第3四半期の純利益は前年同期比28.08%増の100億2,000万元(約2,370億円)、売上高は13.59%増でした。1〜9月では純利益が4.24%減と通期ではまだ苦戦中。海外販売は92.66%増で、日本の軽EV「ラッコ」もその戦略の一部です。

FCC、衛星とスマホの直接通信に482MHzを追加する案を採択 スターリンク・モバイルに追い風

米連邦通信委員会(FCC)が、免許済み周波数のうち482MHzを衛星とスマホの直接通信(D2D)に開放し、広域の賃借要件をなくす規則案を採択しました。スペースXのスターリンク・モバイルに追い風ですが、AT&T、ベライゾン、Tモバイルは5G用の2帯域を外すよう求めています。

テスラModel Y、Green NCAPで過去最低のライフサイクル排出量「95g」 5つ星の決め手は工場データの公開

欧州の環境評価プログラムGreen NCAPが、ベルリン製のModel Y後輪駆動に5つ星(総合93%)を付与しました。ライフサイクル全体の温室効果ガス排出量は1kmあたり95gで、同プログラム史上最低。テスラが提出し検証を受けた工場・電池の製造データが決め手になりました。

アルファベット株が上場来最悪の12.6%安、テスラは400ドル台で涼しい顔

アルファベットが12.64%安と上場来最悪の1日、ナスダックも1.38%安。それでもテスラは0.23%安の403.30ドルでほぼ無風でした。モービルアイは9.21%安、フォードとGMは上昇、東京はアドバンテストが6.01%高で日経平均を押し上げました。

トヨタ、次世代ハイブリッドを開発 EV・PHEV・HVを一つのプラットフォームで

トヨタが新開発の1.5リッター4気筒ハイブリッドを発表。BEV基準の「マルチパスウェイ・プラットフォーム」に収まる小ささで、一つのボディでEV・PHEV・HVを作り分け、燃費は15%以上改善を狙います。
れすちゃん
れすちゃんhttps://evxnews.com
れすちゃん(Lester Miyashiro)。EVX News創設者・編集長として、EVX News Deskの報道全体を統括。東京在住のアメリカ人フォトグラファーで、自他ともに認める「テスラ沼」の住人。2020年にはYouTubeチャンネル『Teslaloha』を開設。日本で最も早くテスラのニュースを発信したチャンネルのひとつ。5年で4台(モデルY×3、モデルX×1)を乗り継ぎ、現在の相棒はモデルY「Juniper」。FSDは4回購入という筋金入り。ついに今のFSDの実力を満喫できた…と思った矢先、FSD未承認の日本へ移住。まさかの振り出しに戻り、今日も自分の手でハンドルを握っている。だからこそ、日本のFSD解禁のニュースには誰よりも目を光らせている。日本のEV・エネルギー・ロボットのニュースを英語圏へ、テスラとスペースXの最新情報を日本へ。愛車がまた自分で走ってくれる日を待ちながら、今日も記事を届けている。

Leave A Reply

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください