ユナイテッド航空が、1日に約3機のペースでスターリンクを取り付けています。その理由について、スコット・カービーCEOは遠慮しません。スペースXの機内インターネットを航空業界で「最大の競争優位」と呼び、デルタ航空が採用を見送ったことは「間違いだ」と言い切りました。
発言の場は、Stripe共同創業者のジョン・コリソン氏とアナリストのベン・トンプソン氏によるポッドキャスト「Cheeky Pint」で、火曜日に公開されました。TeslaNorthのまとめによると、スターリンク搭載機はすでに661機。ユナイテッドの便の48%をカバーしていて、来週には50%に届く見込みです。9月だけで540万人以上の乗客が利用しました。全機への搭載は2027年末が目標です。
10月15日のユナイテッド自身の集計では搭載機は635機超だったので、取り付けラインは本当に毎日動いています。(ロールアウトの以前の段階はこちらで取り上げました。)
65%の予定が「全部やる」に
もともとの計画はもっと小さなものでした。「機材の65%だけにするつもりでした。でも最初の1機に載せたら、『スターリンクがあるからリージョナル便に乗り換える』という声が届き始めた。それで『これは全部やるしかない』となったんです」。ソーヤー・メリット氏が投稿したクリップでカービー氏はこう話しています。乗客がわざわざ小さい飛行機を選び始めたら、航空会社だって気づきます。
2027年前半には、ロサンゼルスがユナイテッド初の「全便スターリンク」ハブになる予定です。さらにユナイテッドのアプリでは、予約した便にスターリンクが付いている確率を表示するようになります。機種ごとの搭載済み機数と、搭乗日までに終わる見込みの機数から計算する仕組みです。導入途中だからこそ生まれた機能ですが、これは便利そうです。
期限付きのリード
カービー氏は、このリードが永遠に続かないことも率直に認めています。「いずれ誰もが高速な低軌道衛星インターネットを持つようになる。必須の装備になるでしょう」とTeslaratiに伝えられた発言で語り、「規模でそれを持つ唯一の航空会社でいられる期間が数年ある。それが私たちの使命です」と続けました。Wi-Fi目当てで試しに乗った客に、アプリやほかのサービスも気に入ってもらって定着させる、という作戦です。
アマゾンの衛星通信「Leo」を選んだデルタについては、まったく言葉を濁しませんでした。「間違いです。(スターリンクは)史上最大の競争優位だと思う」と別のクリップで語っています。Teslaratiによると、アメリカン航空は2027年初めにスターリンクの搭載作業を始める予定で、サウスウエスト航空は2025年から取り付けを進めています。
出典:Cheeky Pint(YouTube)、TeslaNorth、Teslarati、ソーヤー・メリット氏のX投稿(2)
— EVX News編集部
アイキャッチ画像:ボストンを離陸するユナイテッド航空のボーイング737-9 MAX(2025年6月)。写真:4300streetcar / Wikimedia Commons(CC BY 4.0)
