国産車びいきで知られる日本で、テスラ・モデルYが勝ち続けています。
テスラジャパンによると、モデルYは2026年9月も外国メーカー車の中で日本一売れたモデルに。輸入車のデータを見ると、テスラの登録台数は2倍以上に増えています。
テスラの発表
テスラジャパンは10月14日、世界で最も売れているクルマ、モデルYが9月も日本の外国メーカー車で1位になったとXに投稿し、初めてEVを検討している人にも試乗に来てほしいと呼びかけました。Drive Tesla Canadaによると、これは好調な1年をさらに伸ばす結果です。モデルYはガソリン車も含めたランキングで2026年上半期の外国メーカー車販売1位にも輝いており、JATO Dynamicsのデータでは、同期間の外国メーカーEV登録全体の約48%を占めていました。
輸入車データが示すもの
テスラは日本での販売台数を公表していませんが、日本自動車輸入組合(JAIA)のデータがいい目安になります。テスラはJAIAの「その他」区分に含まれます。テスラだけの区分ではありませんが、大半はテスラです。TeslAntとDrive Tesla Canadaによると、数字は次のとおりです。
- 9月:3,348台で、前年同月の1,471台から127.6%増。外国ブランドの中ではメルセデス・ベンツ(5,983台)に次ぐ2位で、フォルクスワーゲン(3,078台)とBMW(3,030台)を上回りました。
- 第3四半期:8,014台(前年同期は3,471台)。この区分として過去最高の四半期です。
- 年初来:20,216台。すでに2025年通年の10,643台のほぼ2倍です。
TeslAntは、四半期末の納車ラッシュで9月の数字が膨らみやすいという、もっともな注意点も添えています。なので年初来の数字のほうが信頼できる指標ですが、その数字こそが見事なのです。
輸入車の中でEVが主流に
日本の経済メディアも同じ流れを伝えています。日刊工業新聞のニュースイッチが報じたJAIAのデータによると、4〜9月の上半期、外国メーカー車の登録に占めるEVの割合は過去最高の19%で、8月と9月はいずれも20%を超えました。けん引役はテスラ。夏に実施されたスーパーチャージャー3年間無料のキャンペーンも追い風になりました。
モデルYの快進撃は、テスラの世界全体の数字と比べると際立ちます。第3四半期の世界納車台数は前年同期比2.1%減の486,532台でしたが、日本は2倍以上に伸びました。テスラは現在、全国に40を超える販売・体験拠点を構えています。
なぜ重要なのか
日本は、ハイブリッド文化が根強く、国産ブランドへの忠誠心も高いことから、主要市場の中でもEVの普及が最も遅い国のひとつでした。そんな日本で、テスラが一回一回の試乗で支持を広げていることは、いいEVと頼れる充電網があれば手ごわい市場でも心を動かせることを示しています。日本の道路を走るEVが増えれば、国内メーカーにとってもバッテリーEV計画を加速させるプレッシャーになります。買い手にとっても、排出削減にとっても、いいことです。
EVX Newsの視点
日本での倍増は、まぐれではありません。一度運転すれば勝手に売れていくクルマと、いつもの「充電どうするの?」を消してくれる充電網があってこその結果です。日本の読者の皆さん、気になっているなら、テスラジャパンは喜んで鍵を渡してくれると思いますよ。
出典:Drive Tesla Canada、TeslAnt、テスラジャパン(X)、日本自動車輸入組合(JAIA)、ニュースイッチ(日刊工業新聞)。Not a Tesla Appはこのニュースを扱っていません。
— EVX News編集部
アイキャッチ画像:グラングリーン大阪のテスラ・モデルY。撮影:Aos.1905、出典:Wikimedia Commons、ライセンス:CC BY-SA 4.0。
