株価ウォッチ:テスラが3.8%ジャンプ、フロリダ知事の「空飛ぶロードスター」応援で 東京の半導体株はまだ低空飛行

空飛ぶロードスターに、まさかの州知事ファンが登場。おかげでテスラ株もふわっと浮上しました。フロリダ州のロン・デサンティス知事が「合法にする」と宣言し、先週たたき売られたハイテク株にも買い戻しが入ったことで、TSLAは10月19日(月)に3.76%高の368.06ドルで引けました。当サイトの米国銘柄ボードでは堂々の首位です。スペースXも決算を翌日に控えて1.32%高。一方の東京は、半導体株がまだ着陸できず。東京エレクトロンは2.63%安で、5営業日の下落率は16.83%に広がりました。

今日のポイント

  • テスラ(TSLA)368.06ドル、+3.76%。デサンティス知事はXで「合法になるよう取り計らう」と投稿し、さらに「少なくとも、ザ・ビレッジズでゴルフカートを飛び越えるのに使える」とジョークまで添えました(Yahoo Finance)。ザ・ビレッジズは、ゴルフカートが住民の足になっているフロリダの巨大シニアタウンです。24/7 Wall St.は、上昇の一部はハイテク株全体の反発、上乗せ分はロードスターの話題だと分析しています。実際、リヴィアンとルーシッドは下げました。Teslaratiによると、ロードスターのオーナーには「フライング・スタントモード」とループコースの利用権まで用意されるとか。生産開始の目標は2028年です。それでもTSLAは5営業日で2.64%安、年初来では18.16%安。21日(水)の決算で、もう一段の離陸に期待したいところです。
  • スペースX(SPCX)147.96ドル、+1.32%。5営業日では9.46%安ですが、6月の公開価格135ドルと比べるとまだ9.60%上。7〜9月期決算は20日(火)の米国引け後です(SpaceX IR)。
  • ハイテク株が反発。先週の急落から半導体・AI関連に買い戻しが入り、ナスダック総合指数は1.11%高、S&P500は0.41%高でした(ロイター、Investing.com経由)。ボードではエヌビディアが1.38%高、アルファベットが1.05%高。意外な2位はチャージポイントで、3.47%高でした。
  • 下げた側。ボード最大の下落はサンランで、5.62%安の6.89ドル。JPモルガンが目標株価を14ドルから12ドルに引き下げました(MarketBeat)。サーブ・ロボティクスは4.64%安で、5営業日では21.33%安。デトロイト勢もさえず、フォードが2.01%安、GMが1.44%安。米国ボード23銘柄のうち、上昇は8銘柄だけでした。
  • BYDはお休み。香港市場は19日(月)、重陽節の翌日の祝日で休場でした(香港取引所の休場日一覧)。そのためBYDは16日(金)の終値73.75香港ドルを載せています。取引は20日(火)に再開です。

米国・海外銘柄ボード

2026.10.19(月)の終値です。前日比は16日(金)終値との比較、5日間は10月12日終値との比較、年初来は2025年12月31日終値との比較です。

ティッカー銘柄終値前日比5日間年初来
マスク銘柄
TSLAテスラ$368.06+3.76%−2.64%−18.16%
SPCXスペースX$147.96+1.32%−9.46%+9.60%*
米国EVメーカー
RIVNリヴィアン$12.34−0.64%−8.86%−37.39%
LCIDルーシッド$3.095−1.12%−9.90%−70.72%
GMゼネラル・モーターズ$82.75−1.44%+0.46%+1.76%
Fフォード$12.18−2.01%+1.50%−7.16%
中国EV
1211 HKBYD(香港、香港ドル)HK$73.75†+1.10%−2.45%−22.65%
NIONIO$3.39−1.17%−2.31%−33.53%
XPEV小鵬汽車(XPeng)$9.21−0.22%−4.66%−54.59%
LI理想汽車(Li Auto)$11.295−0.40%−0.92%−33.28%
自動運転・AI半導体
NVDAエヌビディア$217.09+1.38%−4.08%+16.40%
GOOGLアルファベット(ウェイモ)$344.18+1.05%−2.42%+9.96%
MBLYモービルアイ$7.19−0.42%+5.12%−31.13%
UBERウーバー$69.96−0.55%−2.15%−14.38%
ロボット
SYMシンボティック$39.01+0.62%−4.34%−34.44%
SERVサーブ・ロボティクス$3.08−4.64%−21.33%−70.33%
太陽光・蓄電
FSLRファースト・ソーラー$171.80−0.49%−4.41%−34.23%
ENPHエンフェーズ$30.63+0.03%−2.73%−4.43%
RUNサンラン$6.89−5.62%−9.22%−62.55%
SEDGソーラーエッジ$31.06−0.96%−1.33%+7.66%
電池・素材
ALBアルベマール$94.64−0.88%−3.93%−33.09%
QSクアンタムスケープ$3.895−2.87%−8.78%−62.62%
充電
CHPTチャージポイント$7.15+3.47%−0.97%+7.68%

* スペースXは2026年6月12日上場のため、年初来の欄は公開価格135ドルからの騰落率です。† BYDは米国ADRの取引が薄いため、香港上場株(1211 HK、香港ドル建て)を掲載しています。香港市場が19日に休場だったため、BYDの数字は16日(金)時点で、5日間は10月9日終値との比較です。

東京コーナー

週明けの東京も、AI関連株はご機嫌ななめでした。日経平均は0.62%安の6万4916円70銭(日本経済新聞)。聯合インフォマックスは、AI・半導体株が弱含む一方でディフェンシブ株に買いが入ったと伝えています。東京エレクトロンは2.63%安の1万350円、ソフトバンクグループは2.00%安の4845円、ルネサスは1.02%安。アドバンテストは一時3万2420円まで売られたものの、終値は0.23%安の3万4450円まで戻しました(株探)。東京ボード23銘柄のうち、上昇はわずか6銘柄です。

5営業日(12日が祝日のため10月9日終値と比較)で見ると、半導体はなかなかの惨状です。アドバンテスト17.21%安、東京エレクトロン16.83%安、ソフトバンクグループ16.51%安、ルネサス16.19%安、そしてロボットの関節に使われる精密減速機のハーモニック・ドライブ・システムズが14.79%安。逃げ場になったのは自動車株で、トヨタは5営業日で6.58%高、ホンダは4.69%高、SUBARUは4.27%高でした。ちなみにテスラの電池パートナー、パナソニックHDは0.51%高の3977円で、年初来ではなんと96.54%高。アドバンテストも、この荒れた1週間を経てなお年初来75.45%高です。

コード銘柄終値(円)前日比5日間年初来
自動車
7203トヨタ自動車3,102+0.26%+6.58%−7.57%
7267ホンダ1,807.5+0.56%+4.69%+17.68%
7201日産自動車279.8−0.57%−1.48%−28.27%
7261マツダ1,111−0.80%+2.40%−8.86%
7270SUBARU2,648+0.19%+4.27%−22.00%
7269スズキ2,089−1.37%+2.45%−10.52%
7211三菱自動車353.2−0.45%−0.23%−4.80%
電池・素材
6752パナソニックHD3,977+0.51%−10.65%+96.54%
6674GSユアサ4,990−0.80%−9.40%+33.07%
5713住友金属鉱山8,759−0.27%−6.88%+37.79%
EV部品
6902デンソー1,869.5−0.11%+2.38%−13.37%
6594ニデック1,789−0.61%−11.00%−16.09%
7259アイシン2,180−0.98%−0.21%−25.50%
ロボット・FA
6954ファナック5,946−0.68%−2.57%−2.27%
6506安川電機4,373−0.11%−8.57%−8.05%
6861キーエンス81,410+0.80%+1.08%+43.63%
6324ハーモニック・ドライブ・システムズ5,300−0.93%−14.79%+40.21%
6268ナブテスコ4,458−0.67%−8.25%+18.94%
半導体・AI・テック
8035東京エレクトロン10,350−2.63%−16.83%+50.79%
6857アドバンテスト34,450−0.23%−17.21%+75.45%
6723ルネサスエレクトロニクス3,017−1.02%−16.19%+40.98%
6758ソニーグループ3,960+0.03%+3.83%−1.59%
9984ソフトバンクグループ4,845−2.00%−16.51%+10.11%

東京の終値は2026.10.19(月)15時30分時点。5日間は10月9日終値、年初来は2025年の大納会である12月30日の終値との比較です。

今後の注目イベント

  • 10月20日(火):スペースX 7〜9月期決算。米国の取引終了後に発表、音声ウェブキャストは米東部時間午後4時30分(日本時間21日午前5時30分)から(SpaceX IR)。
  • 10月21日(水):テスラ 7〜9月期決算。引け後に発表、質疑応答のウェブキャストは米東部時間午後5時30分(日本時間22日午前6時30分)から(Tesla IR)。ロボタクシー、サイバーキャブ、オプティマス、そしてもちろんロードスターの質問が飛び交いそうです。
  • 10月20日(火):香港市場が再開。BYDの取引も戻ってきます。
  • 10月30日:東京エレクトロン決算。(Yahoo!ファイナンスの決算発表予定日)。5営業日で16.83%下げた直後だけに、注目度は高そうです。
  • 12月3日:テスラ年次株主総会。マスク氏、ロビン・デンホルム会長、JB・ストローベル氏の再任が議案に。詳しくはこちらの記事でどうぞ。

EVX Newsのひとこと

州知事が空飛ぶクルマの合法化を約束する。2026年らしさ全開のニュースに、市場はちゃんと反応しました。本番は水曜日。テスラが自動運転、ロボタクシー、オプティマスといった長期の本丸を語る日です。その前日にはスペースXの決算もあります。マスク銘柄の決算が2日連続なんて、こちらとしてはポップコーンが足りなくなりそうです。

株価:stockanalysis.com(Yahoo Financeと照合)、2026.10.19(月)の取引終了時点(米国は米東部時間午後4時、日本時間20日午前5時。東京は19日15時30分。BYDは香港市場16日(金)の終値)。東京の終値は株探でも確認しています。

投資助言ではありません。株価ウォッチはニュースとエンタメを目的とした記事で、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。投資の判断はご自身で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。

出典:Teslarati、Tesla IR、SpaceX IR、Yahoo Finance、24/7 Wall St.、ロイター(Investing.com経由)、MarketBeat、香港取引所、日本経済新聞、聯合インフォマックス、株探、Yahoo!ファイナンス。

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